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脳トレブームを見る
脳トレという言葉は一般的になっていますね。ニンテンドーDSやPSPでの川島隆太教授が「脳を鍛える大人のDSトレーニング」(任天堂)が大ヒットした訳ですが、テレビ番組でも脳を鍛えるような番組は結構人気がありますよね。(「脳内サプリ」とか)
また、インターネット上でも無料でできる脳トレサイトを探す人が多いようです。無料でできる脳トレも中々面白いものがありますね。
こういった脳トレが流行るのは人につられてとか、単なる暇つぶしという人もいるでしょう。
しかし、学校教育が否定的に語られることが多い中、多くの人が頭をよくしたい、脳力アップしたいという願望を持っているのかもしれません。
しかし、脳トレはニンテンドーDSにしろ、音読トレーニングや簡単な計算問題をこなすものが多いようです。
こういった脳のトレーニングは眠っていた脳を動かすきっかけにはいいかと思うのですが、皆さんが望んでいる「頭のよさ」を手に入れることができるのでしょうか?
当サイトでは脳トレというきっかけを通して、脳力アップ、スキルアップをしていくための脳の仕組みの考察と無料で生活の中でできる脳トレの方法を考えていきたいと思います。世間には脳に関して誤った見解ややる気を失うような風説も流れています。脳性理学の進歩がとても速いせいもあると思いますが。このサイトに書かれたこともすでに時代遅れになっているかもしれません。
普段の生活は脳の使い方、私たちの考え方次第で大きく変わるものです。脳トレやこのサイトがきっかけになればいいのですが。
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感覚による脳トレ
脳は3層構造になっていることが知られています。爬虫類の脳、哺乳類の脳、人間の脳です。
学校教育では人間の脳、つまり大脳新皮質ばかり鍛える傾向があります。しかし。大脳新皮質が有効に働くにはその下の大脳辺縁系(爬虫類の脳や哺乳類の脳)と協調しなくてはなりません。
記憶するにはやる気が必要になりますが、やる気は体や感情が整っていてこそ出てくるものです。
そのため、体の健康はもちろん、自律神経系も正常に働いている必要があります。
健康については後で述べるとして、脳の大脳辺縁系の鍛え方ですが、辺縁系は感覚器を鍛えることが有効です。
私たちは普段、視覚をメインに生活していると思います。その視覚も入ってくる情報のほとんどは流している状態です。もし、視覚から入ってくる情報をすべて相手にしていたら情報処理に大変時間を食うことになりますから、この情報を流すことは合理的ではあります。
しかし、普段、気に留めない情報に気を向けることは脳にとって新しい刺激になります。視覚に関しては周辺視野を意識してみましょう。普段近くできるのは前方60度くらいの範囲でしょうか?この範囲が広がるように視界のぎりぎりのところで物が見えないか試してみましょう。
聴覚においては普段聞き流している音楽の微妙な音の変化に気をつけましょう。小さな音を耳をそばだてて聞いたり、自然の音に耳を傾けたりするといいでしょう。
さらに、普段忘れがちなのは触覚です。物を触るときの感覚に気をつけてみてください。いつも使っていない(気にかけていない)脳の部分が活性化されることでしょう。
感覚による脳トレ2
次に味覚です。普段食べているものの味をよく味わいましょう。早食いをしている人は味に鈍感になっています。普段料理を作らない人はどうせなら、自炊して試るといいでしょう。料理自体、手を使い感覚を使う脳トレになるでしょう。(特に料理をあまりしない人には)
食事をゆっくり味わって食べることにはもっと深い意味があります。味覚を鍛えることのほかによく噛むことで脳への血流が改善されるのです。脳の血の流れは栄養が脳にいくために必須です。また、消化がよくなることで胃腸への負担も楽になり、自律神経も落ち着くでしょう。
さらに、早食いしないようよく噛むことで自分を制御できるようになります。ついつい、習慣で早く食べてしまうのは、自動的な機械的な反応になってしまっているからです。その自動的な心と体の動きをちょっとストップさせて自分の意識の入り込む、そんなトレーニングと思ってください。
心を制御できるとどうなるか?習慣化された行動パターン、思考パターンから抜け出す、糸口になります。この件はまた、後でお話します。
ゆっくり噛んで食べることはこのように無料でできて脳トレの基礎となり、体の健康にもいいものです。
最後に散歩が頭にいいとよく言われますが、理由を考えたいと思います。散歩することで足を使い血行を良くし、頭にいい刺激になるというのがまずあげられますね。
それと、普段と違った景色を見ることが、視覚的な脳への刺激になります。脳の情報処理で重要な海馬の話をしたと思いますが、海馬は空間の移動によって刺激を受け、強化されるようです。このことからも散歩が格好の脳トレになるのです。
生活の中での脳トレ
さて、健康で脳の調子がよくなってきたとして、生活するうえで脳を鍛えていくにはどうしたらいいでしょうか?
頭がよいということは神経細胞のつながりが多いこと、そして、脳が喜ぶのは新しい神経細胞のつながりができることらしいというのが分かってきました。
つまり、新しい体験をし、新しい自分の姿を作っていくことが脳を鍛えることになります。
そのために目標設定をし、行動していくこと。これが毎日の生活を脳トレにする方法です。
目標設定は多くの成功者が実行しているといわれますが、実際に効果がないと言う人も多いでしょう。どうしても新しいことを始めたり、生活を変えるには恐れが付きまとうもの。これは潜在意識の現状維持作用といいます。
脳にとっては新しいことは喜ぶべきことなのに、一方では恐れがまず出てくるんですね。神話や物語の主人公も日常生活から冒険に旅たつ前に必ずといっていいほど躊躇する段階を踏みます。物語の基本的なパターンなのですが、これは人間の成長と恐れをそのまま映し出しているのです。この恐れを乗り越えて、一歩踏み出すことが成功の秘訣です。
最初の一歩は小さくていいんです。ちょっとした達成感が次の一歩へのやる気になります。
目標設定ばかりで行動しないことが成功を妨げているのです。
もうひとつ目標設定のコツを言いますと、その目標を達成することを本気で望んでいるかということです。中には親に吹き込まれた目標とか、世間の目を気にして目標を立てたりする場合があります。
そんな場合、その目標の達成を本心から望めなかったり、あるいは恐れたりします。このような目標では実現しません。目標達成の際の気持ちよさをイメージできるか、見直してみましょう。
生活の中の脳トレ2
さて、目標設定が済んで、行動に移したとしましょう。
行動したからといって、すぐに結果が出るわけではありません。瞑想やプラスイメージに過大な期待を寄せる人はすぐに効果が出ないと満足しません。
しかし、こうしたつまずきは必要不可欠なものです。また、神話や物語の話になりますが、目標達成には障害が付きまとうものです。主人公はそうした障害を乗り越えて目的を達成するパターンになっています。(「神話の法則 ライターズジャーニー」参照)
こう聞くと物語じゃないから、結果だけ欲しいという人も多いでしょう。
しかし、こうした障害に行き当たることで私たちには2つの道が用意されます。ひとつは障害によって挫折し、後々まで失敗を引きずるパターン。
もう一つは障害によってさらに成長するパターンです。
障害は自分にとって足らないところ、改善するところを教えてくれます。脳にとっては障害をそういった機会として認識することで新しい脳の神経細胞のつながりができます。総合的に見れば人間的な器が大きくなるチャンスなのです。
ですから、目標を立て、行動したら、次は行動を再点検、フィードバックするのが脳トレの3番目の段階です。
こうした行為を「反省」というと道徳のイメージから、気嫌いする人もいるでしょうからフィードバックという言葉を使いました。でも、昔の人が言いたかったのは同じことだと思います。
こうした行動や心の見直しは過去の行為に対しても有効です。脳の記憶のすぐれた点はそのままそっくり記憶するのではなく、編集し新たな意味を作れる点です。
子どもの頃の出来事が大人になってから、意味が分かることもあるでしょう。また、過去の失敗も言い意味を見出すこともできるでしょう。あの時の失敗があったから今の自分があるんだ、という風に意味合いを変えると現在の自分にもいい影響があります。
これも脳にとっては新しい意味の創造になっているのです。